fsm.comについて。 ●概要 FS-CM1/FS-CM820のROMイメージより、ローカルバンク構造を解析し、 ローカルバンク上のROMデータを吸い出すプログラム。 両カートリッジは、内部構造が異なるので、8KB×16バンクを 16ファイルとしてディスクに保存する。 ディスクには16個のファイルエントリと128KBの空きが必要。 ●使用法 MSX-DOS上で次の書式で使用。 fsm <スロット番号> <ファイル名> <スロット番号>は、モデムカートリッジを挿したスロット番号を16進で指定。 2進表現で F000EEPP の書式。拡張スロットならF='1'、拡張スロット番号をEEに、 基本スロット番号をPPに。拡張されていない場合は、EE='00'とする。 例1:(本体のスロット1(=基本スロット#1)、ファイル名はfsmdatの場合) fsm 01 fsmdat 例2:(スロット#1-3、ファイル名fsmdatの場合(10001101b=8DH)) fsm 8D fsmdat <ファイル名>は7文字まで有効。最後尾には16進数字が付加される。 7文字に満たない場合は'-'で埋められる。拡張子は'ROM'となる。 例:(FSCM1--0.ROM 〜 FSCM1--F.ROM の16ファイルを作成する場合。スロットは#1) fsm 01 fscm1 ●FS-CM1/FS-CM820解析にあたって FS-CM820の方が単純で、初期の製品と思われる。4バンク構成。 0/1/3バンクが使用されている。したがって、ファイル名最後尾の番号が 0〜3/4〜7/8〜B/C〜Fのいずれかが有効。有効でない物はブランクになるか、 同一イメージになるか不明。 FS-CM1は8〜16バンクに拡張されている可能性がある。 8/9/B/Dバンクが使用されている。0〜7はイメージかブランクになるかもしれない。 以上。 2004.4 K-ichi